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10度目の防衛を子どもたちに祝福される長谷川穂積選手=2009年12月18日、ワールド記念ホール
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10度目の防衛を子どもたちに祝福される長谷川穂積選手=2009年12月18日、ワールド記念ホール

10度目の防衛を子どもたちに祝福される長谷川穂積選手=2009年12月18日、ワールド記念ホール

10度目の防衛を子どもたちに祝福される長谷川穂積選手=2009年12月18日、ワールド記念ホール

■5連続KO、無類の強さ

 7千人の観衆はリングにくぎ付けだった。世界ボクシング評議会バンタム級チャンピオンの長谷川穂積選手=西脇市出身=は軽快なフットワークで挑戦者を追い詰め、矢のようなパンチを放った。それまで4試合連続KO勝ち。ここ2試合は1ラウンドKOが続いていただけに、取材した記者は「いつ試合が終わるか分からない」と、メモも取れずに戦況を見つめていた。

 4回、踏み込んできた相手に左を2発。あごを打ち抜かれたニカラグア人サウスポーは膝から崩れ落ち、10連続防衛が決まった。長谷川選手は「いつも(試合が)早いってクレームが多いんで、4ラウンドまでいったから苦情はないかな」と白い歯を見せた。2けた防衛は日本人2人目。13連続防衛を果たした具志堅用高氏に次ぐ快挙だった。

 穂積コールに沸き立つワールド記念ホール(神戸市中央区)で、母裕美子さんは目を潤ませた。裕美子さんは約3年前にがんが見つかり、闘病中だった。長谷川選手は「何も心配しなくていい」とファイトマネーを医療費に充てていた。

 翌年、王座から陥落し、裕美子さんは10月に亡くなった。その1カ月後、長谷川選手は壮絶な打ち合いの末に2階級制覇を果たした。「母に強いところを見せたかった」。悲しみを乗り越えた雄姿が見る者の胸を打った。(伊藤大介)

【12月の主な出来事】

18日 ボクシング長谷川穂積選手が10連続防衛(2009年)

19日 京都で「餃子の王将」社長射殺事件(13年)

20日 神戸で阪神・淡路大震災の仮設住宅解消(1999年)

21日 セクハラ訴訟で横山ノック知事が辞意(99年)

   高速増殖原型炉もんじゅの廃炉決定(16年)

22日 厚生労働省発表の人口動態で初の自然減(05年)

23日 女子サッカーINAC神戸が史上初のシーズン4冠(13年)

24日 俳優の三船敏郎さんが死去(97年)

   政府予算案にエクサ級となるポスト「京」スパコンの基本設計費(13年)

2018/12/19
 

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