連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

  • 印刷
木箱から放たれ、力強く羽ばたくコウノトリ=2005年9月24日、豊岡市祥雲寺の兵庫県立コウノトリの郷公園
拡大

木箱から放たれ、力強く羽ばたくコウノトリ=2005年9月24日、豊岡市祥雲寺の兵庫県立コウノトリの郷公園

木箱から放たれ、力強く羽ばたくコウノトリ=2005年9月24日、豊岡市祥雲寺の兵庫県立コウノトリの郷公園

木箱から放たれ、力強く羽ばたくコウノトリ=2005年9月24日、豊岡市祥雲寺の兵庫県立コウノトリの郷公園

■人と自然の共生問い掛け 

 普段はのどかな田園に多くの人が詰め掛け、辺りは緊張感と高揚した空気に包まれていた。

 秋篠宮ご夫妻がテープカットし、最初の1羽が木箱から飛び出す。白く美しい姿を披露するかのように大空を舞うと、観衆からどよめきが起こった。

 放たれたコウノトリは5羽。一度絶滅した動物を人里で野生復帰させるという、世界でも例のない試みが始まった瞬間だった。

 野生のコウノトリが国内最後の生息地、豊岡から姿を消したのは1971年。餌場だった湿田のほ場整備や、農薬の多用が原因とされる。兵庫県や豊岡市は65年から人工飼育を開始。40年の時を経て、再び大空へ返すことができた。

 野生復帰には、地域社会の環境整備が欠かせない。豊岡では住民と行政が協力し「コウノトリがすめる環境は人間にも望ましい」との理念の下、無農薬や減農薬による農業などを進めてきた。

 5年間の試験放鳥を終え、本格的な野生復帰に取り組む豊岡では、コウノトリが見慣れた鳥になりつつある。放鳥は千葉県野田市や福井県越前市、そして韓国にも広がった。今や全国の野外で生息するコウノトリは約140羽という。自然との共生とは、豊かな暮らしとは-。豊岡の試みは世界に問い掛けている。(森 信弘)

【9月の主な出来事】

18日 プロ野球が初のストライキ突入(2004年)

19日 プロ野球オリックスがリーグ制覇。「がんばろうKOBE」合言葉に(1995年)

   安全保障関連法成立(15年)

20日 元衆院議長の土井たか子氏死去(14年)

   安室奈美恵さんが18年9月での引退表明(17年)

21日 台湾中部で大地震。死者2千人超(99年)

22日 バスケットボールのBリーグ開幕(16年)

23日 神戸・長田で小1女児の遺体発見。翌日、近所の男を逮捕(14年)

24日 豊岡市でコウノトリの自然放鳥(05年)

2018/9/18
 

天気(5月24日)

  • 27℃
  • ---℃
  • 0%

  • 29℃
  • ---℃
  • 0%

  • 29℃
  • ---℃
  • 0%

  • 30℃
  • ---℃
  • 0%

お知らせ