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増水した都賀川で流された人を捜索する神戸市消防局の隊員=2008年7月28日午後、神戸市灘区
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増水した都賀川で流された人を捜索する神戸市消防局の隊員=2008年7月28日午後、神戸市灘区

増水した都賀川で流された人を捜索する神戸市消防局の隊員=2008年7月28日午後、神戸市灘区

増水した都賀川で流された人を捜索する神戸市消防局の隊員=2008年7月28日午後、神戸市灘区

■急激な増水、5人犠牲に 

 局地的な豪雨で急激に増水した川は濁流となり、水遊びをしていた子どもたちをのみ込んだ。夏休み中の午後、普段は穏やかな流れの都賀(とが)川(神戸市灘区)が牙をむいた。水位がたった2分で約1メートルも上昇し、園児や児童ら計5人の命を奪った。

 上流の同区鶴甲では当時、10分間で24ミリの記録的な雨量が観測された。勾配が急な流域に降った雨は住宅街の側溝や配水管に流れ込み、都賀川へ集中した。

 事故後、再発防止に向けた動きが進んだ。兵庫県は、大雨や洪水注意報の発令時に危険を知らせる回転灯や電光掲示板を設置。水位警戒のため監視カメラも付けた。河川工学が専門の藤田一郎・神戸大大学院教授は河川の映像から氾濫を予測するソフトを開発した。

 憩いの場として親しまれる河川敷の安全性をどう確保するか、課題は残っている。県はバーベキューの自粛を促すが、強制力がなく効果は広がらない。掲示板などで危険を知らせても、雨が降り始めてから器具を片付ける姿がある。

 ゲリラ豪雨は事故後も全国で相次ぎ、理化学研究所(理研)は神戸・ポートアイランドのスーパーコンピューター「京(けい)」で予測の研究を進める。ただ、悲劇を防ぐには科学技術に頼るだけでなく、私たちの防災意識が問われている。(田中宏樹)

【7月の主な出来事】

24日 東北3県を除きテレビが地上デジタル放送に(2011年)

25日 和歌山毒物カレー事件。4人死亡(1998年)

26日 相模原市の障害者施設で19人殺害、男逮捕(16年)

27日 バルセロナ五輪で中2の岩崎恭子さん優勝(92年)

28日 アトランタ五輪で有森裕子さん連続メダル(96年)

    豪雨で神戸・灘区の都賀川増水、5人死亡(08年)

29日 松山ホステス殺人事件の福田和子容疑者を時効目前に逮捕(97年)

    兵庫県知事選で井戸敏三氏初当選(01年)

30日 東京・八王子のスーパーで女性3人射殺(95年)

2018/7/24
 

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