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衆院解散後、地元入りして有権者に支持を訴える社民党の土井たか子党首=2003年10月11日、西宮市内
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衆院解散後、地元入りして有権者に支持を訴える社民党の土井たか子党首=2003年10月11日、西宮市内

衆院解散後、地元入りして有権者に支持を訴える社民党の土井たか子党首=2003年10月11日、西宮市内

衆院解散後、地元入りして有権者に支持を訴える社民党の土井たか子党首=2003年10月11日、西宮市内

■生涯かけて護憲を訴え

 投開票日、地元・西宮の事務所に元衆院議長土井たか子さんの姿はなかった。

 「泥にまみれても」。社民党党首として崖っぷちで臨んだ衆院選。投開票日の夕刻には劣勢が伝えられ、初当選から34年間守ってきた小選挙区の議席も風前のともしびとなっていた。

 東京・永田町の党本部で開票を見守った土井さんの心は決まっていた。辞任は4日後。「全ての責任は私にある。党首辞任を決意した」。目元が潤んでいた。

 側近の元秘書が絡む辻元清美衆院議員(現立憲民主)の秘書給与詐取事件や、北朝鮮の拉致問題への対応を巡る逆風に加え、自民、民主(当時)の二大政党による「政権選択選挙」の流れに埋没。議席は解散時の18から6に減った。

 選挙中、地元で「憲法を暮らしに生かそう」と訴えても振り返る人は少なく、おたかさん頼みの党の限界を見た気がした。

 かつて社会党委員長として迎えた1989年参院選は、マドンナ旋風で自民を過半数割れに追い込み「山が動いた」との名文句を残した。憲政史上初の女性議長を経て、自民、新党さきがけとの連立政権解消後、窮地に陥った社民党の党首を引き受けた。

 一議員、一市民となっても「憲法を無傷で次世代に手渡したい」と晩年まで活動した。その憲法は今、瀬戸際にある。(小西博美)

【11月の主な出来事】

13日 社民党の土井たか子党首が衆院選敗北で辞任(2003年)

14日 中教審が教育基本法改正で中間報告、愛国心基調に(02年)

15日 ウナギ産地偽装で神戸の水産卸売会社課長ら8人逮捕(08年)

16日 サッカー日本代表がW杯初出場決める(1997年)

17日 長崎の雲仙・普賢岳が噴火(90年)

    マンションなどの耐震偽装問題発覚(05年)

18日 神戸空港を巡る住民投票条例案、市会で否決(98年)

19日 イチロー選手の米シアトル・マリナーズ入りが決定(00年)

2018/11/14
 

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