エッセー・評論

ピアニスト牧村英里子と世界のヒトビト

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生まれた明石にて、明石海峡大橋を背に。撮影・松田一哉、スタイリスト・MAYA、ヘアメイク・歯朶原諭子 筆者近影
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生まれた明石にて、明石海峡大橋を背に。撮影・松田一哉、スタイリスト・MAYA、ヘアメイク・歯朶原諭子

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 わたくし牧村英里子。コンサートピアニスト。さそり座。明石生まれの神戸育ち。現住所、地球。

 ピアニストとして、また新しいアートフォーム「コンサートパフォーマンス」のプロデューサー、アートディレクターとして、世界各国で現在14のプロジェクトを回している。昨年は30万キロを旅した。その距離、地球約7周分である。

 2歳からピアノを始め、国際コンクール参加年齢制限である30歳まであの鋼琴を何台も破壊しながら邁進。29歳11カ月で最後のコンクールを制した後は、今まで私を支配し続けてきたピアノを逆にツールとして使い、己の爆発的エネルギーを別の切り口から表現したいと、「体内エリコの乱」が勃発。反乱軍は次第に勝利を重ね、遂には官軍となった。

 さてその官軍が新たな切り口でアートシーンに斬りかかるには、先ず鯉口を切らねばならない。

 が、鯉口を切る、拠り所が見つからぬ…。

 求めていた鯉口は当時居住していたベルリンではなく、コペンハーゲンにあった。「人魚姫」で有名な童話作家のアンデルセンが居住した歴史的建物にて、コンサートサロンのアートディレクターを務めることになったのだ。

 このサロンで出逢った第一線で活躍する人々がやがて私の親友となった。演出家、臨床心理士、ドラッグクィーン、映画監督等、実に多様な分野で活躍する人々との公私を超えた激しい創作活動と情愛の交歓が、私を突き動かす原動力となっている。

 海外でさんざん暴れて回ってきた私だが、この夏地元神戸での公演後に幼なじみ(金山成美・神戸新聞記者)と再会。近況報告の中で新聞連載記事をまとめた本を上梓したと、著作「あかし本」の献呈を受けた。根無し草生活を送る私はその本を開いたとき、「根」に対する殆ど狂わしいまでの渇望を認識した。この瞬間に、グローバルとローカルを併せ持った「グローカル」な企画が誕生。一気呵成に、コンサートパフォーマンスシリーズ「ときはいま」の第1弾が、11月3日に明石城櫓横という絶好の場所でキックオフの運びとなった。

 「ときはいま」第1弾の副題は ~明石城人魚之巻~。明石城に人魚が漂流する運びとなった由来は、次回のコラムでお伝えしたい。

 エリコの旅は続く。

明石の移ろい舞台で表現 地元出身女性ピアニスト

【プロフィール】

牧村 英里子 コンサートピアニスト。兵庫県立長田高校卒業。京都市立芸術大学・大学院卒業後、ベルリン芸術大学、ハノーファー音楽大学に学ぶ。数々の国際コンクールで優勝。近年、音楽とアートパフォーマンスを融合したコンサートパフォーマンス「七つの大罪」「JAPANESE CHAMBER CABARET」等のプロデューサー、ディレクターとして、世界各国でシリーズを展開中。日本では「あかし本」(神戸新聞明石総局編)を原案とした長期プロジェクト、「ときはいま」シリーズを始動。また国際映画監督からの出演オファーも受けている。

2017/10/27

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