連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

大学連携/地域連携

  • 印刷
村田治・関西学院大学学長 「宮モヒート」を手にする学生ら=西宮市北口町 高士薫・神戸新聞社社長
拡大

村田治・関西学院大学学長

「宮モヒート」を手にする学生ら=西宮市北口町

高士薫・神戸新聞社社長

  • 村田治・関西学院大学学長
  • 「宮モヒート」を手にする学生ら=西宮市北口町
  • 高士薫・神戸新聞社社長

村田治・関西学院大学学長 「宮モヒート」を手にする学生ら=西宮市北口町 高士薫・神戸新聞社社長

村田治・関西学院大学学長

「宮モヒート」を手にする学生ら=西宮市北口町

高士薫・神戸新聞社社長

  • 村田治・関西学院大学学長
  • 「宮モヒート」を手にする学生ら=西宮市北口町
  • 高士薫・神戸新聞社社長

 神戸新聞社と関西学院大学は、人口減や少子高齢化をはじめとする地域課題の解決に向けて協働するため、12月5日に包括的な連携協定を結ぶ。新聞社の発信力と大学の知的成果を掛け合わせ、地域の未来創造に取り組んでいく。

 柱となる連携協力事項は、地域共生・地域振興など地域課題解決の推進▽IT起業家の育成など産業振興▽教育の推進・人材育成▽防災・減災啓発活動-などの7項目。

 兵庫県内唯一の地元紙である神戸新聞社は「もっといっしょに」を合言葉に、今春発足したパートナーセンターを中心に、さまざまな地域共生プロジェクトを手掛けている。

 関西学院大学は本部に研究推進社会連携機構社会連携センターがあり、各学部や大学院の知的成果を地域に還元することに力を入れている。

 すでに朝来市の竹田城跡を生かしたまちづくりで連携しており、今後、神戸市が行うIT起業家の育成を支援する事業にも共同で取り組んでいく。

 また、学生らが神戸新聞社編集局の指導を受け、学生の視点で取材したリポートも夕刊で掲載している。連携協定を機に、こうした関係をさらに発展させる。

 12月5日には連携記念のシンポジウムを、JR神戸駅前のクリスタルホールで開く。

【地域の課題解決に寄与】高士薫・神戸新聞社社長

 神戸新聞社は今年3月、「地域パートナー宣言」を発表し、新しい一歩を踏み出しました。「もっといっしょに」を基本理念に、皆さまとともに兵庫に生きるパートナーとして地元紙ならではの情報発信力、ネットワーク力で人と人をつなぎ、地域の課題解決に取り組みます。

 現在、連携協定を結んでいる朝来市では、“天空の城”竹田城跡を活用したまちづくりを考える会議を市と共同で運営しており、関西学院大学にも協力をいただいています。兵庫の中小企業と大学生の就職マッチングを支援する「Mラボ」事業でも毎年、複数のゼミに参加していただいています。

 関西学院大学と神戸新聞社はともに神戸を発祥の地とし、1世紀以上にわたり地域とともに歩んできました。連携協定締結を機に、互いの強みをさらに生かし、神戸、阪神間、兵庫の発展に寄与していきたいと思います。

〈神戸新聞社の取り組み〉

 神戸新聞社は今春、朝来市と連携協定を結び、国史跡・竹田城跡を生かしたまちづくりに取り組んでいる。

 地域課題を報道するだけではなく、解決のため“伴走”する「地域共生プロジェクト」の一環。「天空の城」として知られる同城跡の保存と観光振興の両立、積雪で登城が困難となる冬季の活用などがテーマだ。

 課題解決に向け、4月に地元住民や団体、交通事業者らでつくる「竹田地域ビジョン会議」を立ち上げた。神戸新聞パートナーセンターは議事進行などで協力。3カ月間の協議を経て、冬季は天候や登山道を限定し、条件付きで開山することを決めた。

 10月、竹田地域の観光振興について考える第2弾のビジョン会議がスタート。観光ルート、食のブランド化、PR・広報の3テーマについて各分科会で協議している。関西学院大学からは八木康夫・総合政策学部教授が専門家として参加。神戸大、甲南大の教授も加わり、来春の市への提言に向け議論を深めている。

【教員、学生の知恵生かす】村田治・関西学院大学学長

 神戸新聞社とは、かねてから同社が主催する事業にゼミ単位で参加させていただいたり、専任教員がシンポジウムに登壇させていただいたりするなどの連携実績を持っていたところ、同社がパートナーセンターを設置され、より主体的に地域貢献活動を推進されることをお聞きし、ぜひ力を合わせて取り組みたいと思い、連携協定を締結させていただくこととなりました。

 本学では、2014年度に採択された文部科学省「スーパーグローバル大学創成支援」事業の取り組みとして、「ハンズオン・ラーニング・プログラム(実践型学習-大学を出て、実社会を経験する)」を構想しており、これまで以上に学生を地域社会に送り出すことを志向しております。

 今般の協定締結を契機として、「地域×大学×新聞社」の連携による地域力の向上に本学も寄与できることを切に願います。

〈関西学院大の取り組み〉

 関西学院大学では地域連携事業の一つとして、国際学部と人間福祉学部の学生約30人が「日本酒振興プロジェクト」を進めている。

 若い世代に日本酒の魅力を伝え、酒造りと密接に関わる食文化を見直そうと昨年、立ち上げた。地元の酒造会社4社と連携し、海外での販売支援や商品開発、蔵見学、試飲会開催に取り組む。

 10月には西宮市北口町の住民らが集う「きたぐちまつり」に初出店。プロジェクトに協力する日本バーテンダー協会神戸支部が考案した「宮モヒート」を販売した。ベースとなる日本酒の種類とジンジャーエールの組み合わせで香りが微妙に変わる。木本圭一・国際学部教授のゼミ生で、台湾の百貨店で日本酒販売も経験した3年の森岡琴美さん(20)は「正しい飲酒の方法も含め、若者が日本酒に親しめる形を提案したい」と意欲的だ。

〈その他の地域事業〉

・西脇市の若手職員と地域活性化のためのワークショップ開催

・老舗精肉店、食品加工会社、神戸新聞社と共同で商品を開発

・尼崎市で社会福祉協議会などと協働し、防災マップを制作、地域課題を共有

2015/11/14

天気(10月15日)

  • 22℃
  • 18℃
  • 20%

  • 19℃
  • 15℃
  • 60%

  • 23℃
  • 17℃
  • 10%

  • 22℃
  • 17℃
  • 30%

お知らせ