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街道が交わる辻川をイメージしたモニュメント=福崎町西田原の辻川山公園
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街道が交わる辻川をイメージしたモニュメント=福崎町西田原の辻川山公園

街道が交わる辻川をイメージしたモニュメント=福崎町西田原の辻川山公園

街道が交わる辻川をイメージしたモニュメント=福崎町西田原の辻川山公園

福崎 加西の彫刻家がデザイン

 日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」をPRするモニュメントが、福崎町西田原の辻川山公園に設置された。二つの街道が交差した辻川をモチーフに、播磨地域で採れた石材を加工。台座部分は同町出身の民俗学者柳田国男が幼少期に聞いたという「かっぱ伝説」にちなむなど、一帯の豊かな歴史と文化を伝える。

 馬車道の沿線市町などでつくる推進協議会が企画。福崎町出身で加西市にアトリエを構える彫刻家・牛尾啓三さん(68)が手掛け、公園の駐車場南に設置した。

 台座は1・2メートル四方で、本体と合わせた高さは約2・5メートル。馬車の車輪をベースに、南北と東西に交わる街道をデザイン化し、文化と産業を育んできた辻川らしさを強調している。

 また、台座は柳田が回顧録「故郷七十年」で、かっぱ伝説の舞台として挙げた市川ほとりの巨岩「駒ケ岩」をモデルにした。牛尾さんは「辻川や馬車道の役割を知るきっかけになってほしい」と期待を寄せている。

(井上太郎)

2020/4/23
 

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