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戦争とひょうご記事一覧

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「戦後70年特集」が掲載された城西新聞
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「戦後70年特集」が掲載された城西新聞
古石忠臣さんから体験を聞く新聞部員ら=明石城西高校
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古石忠臣さんから体験を聞く新聞部員ら=明石城西高校

 明石城西高校(兵庫県明石市大久保町谷八木)の新聞部員らが、アジア・太平洋戦争について学び、発信を続けている。昨夏以降、各地の文化施設などに足を運び、7月には体験者からの聞き取りを始めた。「70年以上も前の出来事。どう書けば高校生に伝わるのか」と悩みながらも「体験者は減っていく。私たちが戦争のことを知り、語り継ぎたい」と未来を見据える。

 部員は1~3年生の計26人(3年生は6月末で引退)。昨年夏に市内の平和イベント「ピースフェスタ」を初めて取材し、その後、明石市立文化博物館、手塚治虫記念館(宝塚市)、姫路市平和資料館などを訪ね、企画展に関わった人たちの思いに耳を傾けた。

 7月下旬には、原爆投下直後に広島市に入り被爆した男性(87)=神戸市垂水区=の体験を聞いた。

 「死体だと思い、またいだら足首をつかまれた。『連れて行って』と頼まれたが、どうしようもなかった」「遺体を焼く時に足をつかむと皮がずるっとむけた。持ち上げると汁が出てきて、軍手がぐちゅぐちゅになった」

 被爆を理由に結婚を歓迎されなかったこと、病気がちなこと…。戦後の苦境も絞り出すように語られた。

 女子部員(15)は「戦争のことは怖いから考えたくなかったけど、被爆した男性のように傷付いた人がいると知り、ちゃんと考えていかなあかんと思い直した」と語る。男子部員(16)は「戦争と言えば死者の数だけを見てきたが、苦しみはずっと続くことを教わった」と話した。

 部員らは、シベリア抑留の体験者らにも取材。顧問の女性教諭(55)は「加害の歴史にも目を向けてほしい」と話す。戦争を多角的に学ぶため、在日コリアンからの聞き取りも計画している。

 「城西新聞」は原則月1回発行。同校ホームページにも掲載される。(新開真理)

2015/8/6

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