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戦争とひょうご記事一覧

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原爆で被爆したピアノを修理し、全国でコンサートを続ける矢川光則さん=丹波市、春日文化ホール
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原爆で被爆したピアノを修理し、全国でコンサートを続ける矢川光則さん=丹波市、春日文化ホール
爆風で飛び散ったガラス片などが刺さった跡が生々しく残る被爆ピアノ=丹波市、春日文化ホール
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爆風で飛び散ったガラス片などが刺さった跡が生々しく残る被爆ピアノ=丹波市、春日文化ホール

 1945年、米軍機が広島市に落とした原子爆弾で被爆したピアノによるコンサートが4日夜、兵庫県丹波市春日町黒井の春日文化ホールであった。原爆の恐ろしさや平和の大切さを訴える12曲が奏でられ、約250人が耳を傾けた。きょう8月6日は広島への原爆投下から70年。(藤本淑子)

 

 丹波市が主催。ピアノはヤマハのアップライト型で、2005年、広島市の調律師矢川光則さん(63)が所有者の女性から託された。爆心地から1・8キロで被爆し、ガラスが刺さった跡が無数に残るが、当時の部品を生かして修理。「音楽を通じて平和の種まきをしたい」と、矢川さんが運転する4トントラックで全国を巡る。

 コンサートでは広島県出身のソプラノ歌手大島久美子さんがピアノを題材にした物語「ミサコとピアノ」を朗読。終戦の2日後、被爆後初めてピアノを奏でた所有者の女性宅に近隣から石が投げ込まれ、演奏を中断せざるを得なかったことが紹介され「平和だからこそ、今音楽を聴くことができる」と訴えた。

 大島さんは、最近の世論調査で7割程度の人が広島、長崎に原爆が落とされた日を正しく答えられなかったという結果にも触れ「『あの日さえなければ』と思う日を私たちは忘れてはいけない。6日午前8時15分には共に黙とうしてほしい」と呼び掛けた。

 演奏後、ピアノに触れた丹波市市島町の女児(10)は「こんなに重いピアノが一瞬で吹っ飛ぶなんて」と驚いていた。弟(8)は「戦争の曲は怖かった。6日には一緒に黙とうしたい」と話した。

2015/8/5

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