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馬車をイメージしたベンチ。自転車を止めて写真撮影が楽しめる=市川町甘地
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馬車をイメージしたベンチ。自転車を止めて写真撮影が楽しめる=市川町甘地

馬車をイメージしたベンチ。自転車を止めて写真撮影が楽しめる=市川町甘地

馬車をイメージしたベンチ。自転車を止めて写真撮影が楽しめる=市川町甘地

 日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」を発信するアート作品が、市川町甘地のJR甘地駅前にお目見えした。馬車をモチーフにしたベンチで、散策の休憩に立ち寄りがてら写真を撮って楽しめる。2月16日に除幕式があり、設置に協力した三菱UFJ銀行姫路支店に感謝状が贈られた。

 明治・大正期に生野鉱山から飾磨港まで結んだ産業道路「銀の馬車道」の歴史に親しんでもらおうと、沿線の自治体や企業などでつくる協議会が設置した。

 甘地駅前には播但線の敷設に尽力した同町出身の実業家・内藤利八の顕彰碑や、沿線各駅を紹介する版画があり、銀の馬車道を走るサイクリストの立ち寄り場所になっている。ベンチの座面の間に自転車のタイヤを挟んで固定し、愛車と一緒に記念写真を撮れる。

 昨年、神河町栗にできたフォトフレーム型作品に続き2作目。いずれも南アフリカ出身の工業デザイナー、ケビン・ネルさん(31)=朝来市=が手がけた。ケビンさんは「シンプルだが実用的なデザインにこだわった」と話す。

 三菱UFJ銀行姫路支店が制作費として50万円を協議会に寄付した。式典で感謝状を受けた寺沢寛幸支店長(50)は「万博を控える今、海外からの観光客も期待したい」とコメント。協議会の中元孝迪(たかみち)会長は「銀の馬車道は往時の姿を確かめにくいので、作品がシンボルとして愛され、地域の魅力発信につながってほしい」と話した。

 3月27日には沿線の中高生を対象に、ベンチのPR手法を通してマーケティングを学ぶワークショップ(無料)が開かれる。市川町企画政策課TEL0790・26・1010(喜田美咲)

2024/2/24
 

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