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「銀の馬車道・鉱石の道」の歴史を語った沢木正幸さん=姫路市総社本町、市民会館
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「銀の馬車道・鉱石の道」の歴史を語った沢木正幸さん=姫路市総社本町、市民会館

「銀の馬車道・鉱石の道」の歴史を語った沢木正幸さん=姫路市総社本町、市民会館

「銀の馬車道・鉱石の道」の歴史を語った沢木正幸さん=姫路市総社本町、市民会館

 日本遺産「銀の馬車道・鉱石の道」に関する歴史講座が、姫路市総社本町の市民会館であった。同遺産と旧生野鉱山群を合わせた世界遺産登録を目指す「世界遺産を実現する会」代表の沢木正幸さん(73)が、馬車道建設までの過程や逸話などを紹介した。

 講座で沢木さんはまず、近代化を目指す明治期の日本にとって、銀が貨幣鋳造のために重要な資源だったと説明。「現在の価値で言うと35億円もの大金が、馬車道の舗装工事や西洋式精錬所の建設費に充てられた」とした。

 また、鉱山から飾磨津(現・姫路港)まで「年間8500トンもの物資を運べた馬車での輸送は、当時としては画期的な方法だった」と強調。世界遺産を目指す運動については、「2月末から関係自治体でシンポジウムを開いていく。まずは認知度を向上させ、国に推薦してもらえるよう頑張っていきたい」と意気込んだ。(成 将希)

2024/3/2
 

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