連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

空き家活用し期間限定店舗 お試しでの出店などに 開業イベントでは雑貨販売
  • 印刷
縁側に商品を並べる足立由美子さん(左)=神河町粟賀町
拡大

縁側に商品を並べる足立由美子さん(左)=神河町粟賀町

縁側に商品を並べる足立由美子さん(左)=神河町粟賀町

縁側に商品を並べる足立由美子さん(左)=神河町粟賀町

 神河町粟賀町の空き家を活用した期間限定の物販店「シェアポップアップショップ」がオープンした。開業イベントでは町内の染め物作家が雑貨を販売。今後、作家仲間らと商品を並べながら交流するイメージを膨らませていた。

 歴史的景観形成地区の旧街道「かみかわ銀の馬車道街道」沿いに立つ井上家を活用した「i家(あいけ)」。築120年の木造かやぶき平屋に瓦ぶき2階建てが増築されており、延べ床面積約150平方メートルに和室や板の間がある。

 これから店を開きたい人がお試しで商品を販売したり、地域の集まりや作品作りのワークショップ(WS)を開いたりできる。

 月額1万円の共同オーナー会員は、売り上げの2割を払えば事前予約制で何度でも出店可能。非会員は1時間3千円で利用できる。

 同店舗は、空き家活用を支援する会社「グッドルーザー」(大阪市)が運営する。同社の山本譲代表が手がける一般社団法人が、町内で空き家活用を考えるWSを開き、所有者から「地域のためになるように使って」との声を受けていた。初期費用などのリスクから、開業に踏み出せない人がいると感じていた山本代表が同店舗を企画。会員は、出店時に同社による交流サイト(SNS)発信など、PRへの支援が受けられる。

 7月6日にあった開業イベントでは、2年前に大阪府吹田市から同町越知に夫妻で移住し、手染め工房・雑貨店「CIELO(シエロ)」を開いた足立由美子さん(61)が出店。美しい川が流れ、山に囲まれた工房からの景色は気に入っているが、冬は雪深く、作品を気軽に手に取ってもらえる場所での販売を検討していた。i家の縁側に作品を並べ「『次は何するんやろ』と思ってもらえる場所になってほしい」と笑顔を見せた。

 料金形態は変わる可能性がある。出店は同社ホームページから申し込む。山本代表TEL090・5900・8312(喜田美咲)

2025/7/22
 

天気(9月10日)

  • 32℃
  • 27℃
  • 50%

  • 31℃
  • 24℃
  • 60%

  • 35℃
  • 28℃
  • 50%

  • 35℃
  • 26℃
  • 50%

お知らせ