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生野鉱山近代化の歴史、絵本に 生野書院が2冊目発行 地元小中生に配布
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明治初期の生野鉱山を描いた絵本を手にする生野書院の岡田淳館長=朝来市役所
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明治初期の生野鉱山を描いた絵本を手にする生野書院の岡田淳館長=朝来市役所

明治初期の生野鉱山を描いた絵本を手にする生野書院の岡田淳館長=朝来市役所

明治初期の生野鉱山を描いた絵本を手にする生野書院の岡田淳館長=朝来市役所

 明治初期、生野鉱山(朝来市生野町)の近代化に携わった人たちを紹介する歴史絵本「たからの銀山-明治はじめの生野鉱山のおはなし」を生野書院(同)が発行した。

 一昨年、生野義挙をテーマに絵本を発行しており、2冊目。1冊目と同じく、同書院の岡田淳館長が文と挿絵を担当した。豊岡市の作家、水嶋元さんの小説「黄金の山中」をベースに文章をまとめ、挿絵は服装などの監修を受けた。

 生野鉱山は明治初期に官営化され、近代化が進んだ。鉱員らは反発し、新たに建設された製錬所を焼き打ちした。絵本は施設の再建や、生野と姫路を結ぶ「銀の馬車道」の整備を取り上げている。

 主人公の鉱員、鉄之助は当初、変化に反発していたが、フランス人技師コワニエらとの交流を通し、生野の未来に思いをはせるようになっていく-。

 絵本はA4判、28ページ。200部作成し、生野小学校の6年生と生野中学校生全員、朝来市内の他の小中学校などに各1部を配った。絵本の読み聞かせ動画をユーチューブ「生野書院」のチャンネルで公開する。

 生野書院TEL079・679・4336(小日向務)

2025/6/5
 

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