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まちのリビング「桜空(おうぞら)」が完成 粟賀小跡地に図書コミュニティー公園 談話室やカフェ併設 多世代が集う場に
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馬車の車輪をイメージした書架など、内装には主に町産木材を使用している=いずれも神河町粟賀町 図書コミュニティー施設と公園のある「桜空」
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馬車の車輪をイメージした書架など、内装には主に町産木材を使用している=いずれも神河町粟賀町

図書コミュニティー施設と公園のある「桜空」

  • 馬車の車輪をイメージした書架など、内装には主に町産木材を使用している=いずれも神河町粟賀町
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馬車の車輪をイメージした書架など、内装には主に町産木材を使用している=いずれも神河町粟賀町 図書コミュニティー施設と公園のある「桜空」

馬車の車輪をイメージした書架など、内装には主に町産木材を使用している=いずれも神河町粟賀町

図書コミュニティー施設と公園のある「桜空」

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 神河町粟賀町の粟賀小学校跡地に、図書コミュニティー公園「桜空(おうぞら)」が完成した。町制20周年の節目に合わせて整備され、コンセプトは「多世代が集うまちのリビング」。町は7月のオープンに向けて、備品の搬入などの準備を進める。(喜田美咲)

 桜空は1万8660平方メートルの敷地内に、図書コミュニティー施設と芝生の広がる公園を備える。建物の内装には町産木材を使用し、総事業費は約10億4千万円を見込む。

 図書施設には、約2万5千冊が収容可能な本棚や銀の馬車道をイメージした車輪形の書架などを設置。窓際にソファが置かれるほか、扉で仕切られた「静寂読書室」もあり、その日の気分に合った場所で読書を楽しむことができる。

 グループで使える談話室やカフェコーナーも併設し、子育て世代や地域の集まりにも利用できる。

 芝生の広がる公園には、幼児向けや障害の有無などにかかわらず使いやすい遊具、健康器具も備える。

 粟賀小は2013年、大山小と統合し、神崎小学校として近隣に新設された校舎で再出発。粟賀小の校舎は15年に解体された。町は跡地の民間活用を模索したが21年、町営施設を整備する方針を決定。町民の要望を受け、閲覧スペースのある図書館と遊具のある公園を造ることにした。

 23年9月に着工し、今年3月に完成した。総事業費のうち9110万円は17社からの企業版ふるさと納税の寄付金を活用した。

 施設名は町民からの公募で集まった約70案から神河中学生が投票。神崎小2年の鉢木花歩さん(7)の「桜空」に決まった。町花の桜が青空と調和した様子をイメージしたという。

 4月中旬にあった竣工(しゅんこう)式には神崎郡の町長や工事関係者ら約50人が参加し、施設を見学した。神河町の山名宗悟町長は「世代を超えたつながりを生み、豊かな心を育む拠点としてPRしたい。移住促進の一助にもなれば」と期待を寄せた。

2025/5/12
 

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