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知事が「銀の馬車道」視察 来年の開通150年へ「誘客策を検討」
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山名宗悟・神河町長(左)らの案内で、生野鉱山寮馬車道跡を視察する斎藤元彦知事(右)=神河町吉冨
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山名宗悟・神河町長(左)らの案内で、生野鉱山寮馬車道跡を視察する斎藤元彦知事(右)=神河町吉冨

山名宗悟・神河町長(左)らの案内で、生野鉱山寮馬車道跡を視察する斎藤元彦知事(右)=神河町吉冨

山名宗悟・神河町長(左)らの案内で、生野鉱山寮馬車道跡を視察する斎藤元彦知事(右)=神河町吉冨

 明治期に整備された馬車専用道路「銀の馬車道」が来年、開通150年を迎えるにあたり、斎藤元彦知事が6日、福崎と神河の両町を訪れ、関連史跡や沿線の観光施設などを視察した。現存する生野鉱山寮馬車道跡(神河町)、国登録有形文化財の旧辻川郵便局(福崎町)など6カ所を見学した。

 馬車道は飾磨津(姫路港)-生野鉱山(朝来市)の約49キロで、フランス人技師によって設計され、1876年に完成した。日本で最初に造られた高速産業道路で、鉱石や採掘用機材などが運ばれた。

 斎藤知事が馬車道を訪れるのは2022年以来、2回目。ほかに明治初期、朝来市の鉱山業者の邸宅を移築した町家・竹内家住宅(神河町)▽古民家民泊予定地(同)▽辻川山公園(福崎町)▽辻川観光交流センター(同)-を視察した。

 生野鉱山寮馬車道跡では、神河町の山名宗悟町長らが案内した。斎藤知事は同町職員から、馬車道跡は石や土を固めて基礎を造り、速度が出せるように高低差をなくした当時の最先端の舗装技術が確認されていることなどについて説明を受けた。

 斎藤知事は「『銀の馬車道』がこの場所に現存することに驚いている。来年は節目の年となるので、沿線の姫路市や神崎郡の自治体のほか、協議会などと連携し、観光客を呼び込む企画を検討するなどして盛り上げたい」と話した。(西尾和高)

2025/10/9
 

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