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 姫路市山田町、船津町の史跡を訪ねるツアー「昭和100年 ボンネットバスで巡る又兵衛伝説の道と銀の馬車道」が12月21日、同市農業振興センター(同市山田町)を起点に実施される。

 バスツアーは、地元住民で旧車の運転同好会の会長を務めた吉田奉寿(ほうじゅ)さん(76)が、珍しいボンネットバスを使ったイベントで都市部から人を呼び込もうと企画。車両は滋賀県のバイク販売店「二輪工房」から借りる。

 ツアーは、同センターで同日開かれる催し「青空軽トラ市」に合わせて開催。所要時間は35分程度で、午前9、10、11時発の3回運行する。懐かしのバスガイドも添乗し歌で道中を盛り上げる。

 同市山田町は姫路出身の戦国武将・後藤又兵衛ゆかりの地であり、又兵衛が大蛇を退治したと伝わる蛇塚や、又兵衛のための米を作っていたとされる田んぼなどを見学。姫路城の「平成の大修理」で瓦を供給したメーカーがある同市船津町の銀の馬車道も通る。

 吉田さんは「地域の子どもの数は減っているが、農業に興味を持って都会から足を運ぶ人もいる。農村部の魅力が伝わる機会になれば」と話す。各回30分前に現地で参加を受け付ける。吉田さんTEL079・232・0341(喜田美咲)

2025/12/8
 

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