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洲本5人刺殺事件

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平野達彦被告の裁判員裁判が実施された神戸地裁=神戸市中央区橘通2
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平野達彦被告の裁判員裁判が実施された神戸地裁=神戸市中央区橘通2

 兵庫県洲本市中川原町中川原で2015年3月9日、2家族計5人が殺害された事件の裁判員裁判。神戸地裁で3日にあった論告で死刑を求めた検察側に対し、平野達彦被告(42)は「冤罪(えんざい)だ」などと主張した。判決は22日。事件発生から間もなく2年、「本当の被害者は私」との態度が変わることはなかった平野被告に、遺族からは改めて極刑を望む声が上がった。

 犠牲になったのは、平野毅さん(82)と妻恒子さん(79)▽平野浩之さん(62)と妻方子さん(59)、母静子さん(84)=いずれも年齢は当時。

 人の輪を大切にした浩之さん、時に家族へ励ましの手紙を宛てた静子さん、いつも家族を気遣った方子さん-。浩之さん一家の遺族の代理人弁護士は3人の人柄に触れ「平凡だけど幸せだった。どれほどかけがえのない命だったか」と残された家族の声を代弁した。

 被害者参加制度を利用して出廷した浩之さん夫妻の息子は「どうかご自身の立場に置き換えて考えて」と裁判員に訴え、「何の前触れもなく何度も刺された。死刑を望みます」と涙ながらに語った。

 毅さん、恒子さん夫婦の遺族の代理人弁護士は事件発生当時、孫が一緒に暮らそうと実家を増築工事中だったことを明かし「命のみならず、残された遺族の日常や将来の希望全てを奪った」と指摘。これまでの公判で平野被告から謝罪の言葉はなく、出廷した孫は「反省は期待できない。極刑に処するべき」と力を込めた。

2017/3/4

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