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洲本5人刺殺事件

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 兵庫県洲本市で今年3月に男女5人が刺殺された事件を受け、兵庫県が設置した「精神保健医療体制検討委員会」(座長・田中究県立光風病院長)が16日、井戸敏三知事に提言を提出した。起訴された被告は事件前に精神医療の通院をやめており、医療中断や家族の孤立化を防ぐため、退院後も継続して支援していく仕組みづくりを求めた。

 同検討委は4月に有識者や精神科医ら6人で設けられ、11月まで4回の会合を開いた。

 医療中断の対応を課題として提起。退院後に支援者との関係が途絶え、社会的に孤立して症状が悪化することが少なくないという。その上で、保健師や専門医らによる「継続支援チーム」の各健康福祉事務所への設置を提言。入院中から病院訪問や家族相談で関係を築き、退院後も訪問により転居先を把握するなど見守っていく態勢づくりを盛り込んだ。

 2004年の加古川市の7人殺害事件を受け、行政と警察でつくる地域協議会を設けたが、結果的に関係機関の情報共有が不十分だったため、「精神障害者地域支援協議会」設置も提案。医療機関や民生委員などとも幅広く連携し、定期的な会合などを通して現状や課題を把握するという。

 井戸知事は「提言に基づき、県としてできることをしていきたい」と話した。(斉藤正志)

2015/12/17

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