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洲本5人刺殺事件

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事件のあった現場周辺には警察車両が集まり騒然となった=2015年3月9日、洲本市
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事件のあった現場周辺には警察車両が集まり騒然となった=2015年3月9日、洲本市

 兵庫県洲本市で2015年3月、近隣の男女5人を刺殺したとして殺人と銃刀法違反の罪に問われた無職平野達彦被告(45)の控訴審の判決公判が27日、大阪高裁であった。村山浩昭裁判長は、死刑とした一審神戸地裁の裁判員裁判判決を破棄し、被告は心神耗弱だったとして無期懲役を言い渡した。

 事件で犠牲となった男性=当時(62)=と妻=同(59)、母=同(84)=の遺族らのコメント

 本日の判決には、ただただ驚き、絶望しました。

 責任能力に関する法律の定め自体、私たちには理解しがたいものがありますが、本件では、裁判所も認定しているとおり、被告人は、復讐のために人を殺すと逮捕されて裁判にかけられることは分かっていました。錯乱していたとか、身を守る必要があると思い込んだとか、そんな事情はありませんでした。

 私どもは、常識として、どんなに嫌なことがあっても、人を恨んだとしても、人を殺してしまったら、殺人犯として裁かれるのが当然だと思っています。

 本件では、被告人は妄想で勝手に人を恨んで、復讐として犯行に及んだのです。恨んだ前提が正しかろうが妄想であろうが、罪になると分かって人を殺したのであれば、刑を減軽する必要などないはずです。

 一審では、裁判官と裁判員が、私ども遺族の意見をも踏まえ、一所懸命検討し、刑の減軽をする必要はないと判断されたのです。そのような判断を、高裁が新しく証拠を集めてまで否定して被告人を守ることは、裁判員制度の趣旨を台無しにするものと思います。

 検察官には是非とも上告していただき、覆してもらいたいです。

2020/1/27

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