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最終講義で自身の研究を振り返る室崎教授=三田市学園2、関西学院大神戸三田キャンパス
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最終講義で自身の研究を振り返る室崎教授=三田市学園2、関西学院大神戸三田キャンパス

最終講義で自身の研究を振り返る室崎教授=三田市学園2、関西学院大神戸三田キャンパス

最終講義で自身の研究を振り返る室崎教授=三田市学園2、関西学院大神戸三田キャンパス

 阪神・淡路大震災の復興や防災の研究で知られる関西学院大の室崎益輝教授(68)=総合政策=が9日、3月末での定年退職を前に、最終講義を行った。講義は一般市民にも開放され、学生合わせ約140人が集まった。室崎教授は過去のエピソードを交えて各地の災害復興事例を語り、「復興とは住民たちの思いを形にし、新しい息吹を吹き込むこと。その視点を忘れないで」と呼び掛けた。

 室崎教授は1968年、有馬温泉旅館で74人が死傷した火災を機に災害研究を始め、神戸大教授、消防庁消防研究所理事長などを経て、2008年から関学大教授を務めている。防火▽ボランティア▽避難▽復興-の4テーマを中心に研究、中央防災会議や自治体の防災会議の委員も歴任する。

 この日は「復興と再生の都市デザイン」と題して講義。一番素晴らしいと思う復興に城崎温泉街(豊岡市)を挙げ、北但馬地震(1925年)で被災したが、「全町民で美しい街並みを作り上げた」と評価。東日本大震災の復興にも触れ、「復興の街づくりは行政が決めるのではなく、被災者たちの思いを紡ぐべきだ」と締めくくった。

 講義終了後、学生たちから花束を受け取った室崎教授は「ほっとしている。これからは東北の被災地で過ごす時間をもっと増やしたい」と笑顔をみせた。(安藤文暁)

2013/1/9

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