連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

記事特集

  • 印刷

 兵庫県などによる「ひょうご安全の日 1・17のつどい」は、神戸市中央区の「人と防災未来センター」前であり、県立西宮高校の生徒らによる演奏で始まった。

 正午、「カリヨンの鐘」が鳴り響き、参列者全員が黙とう。主催者代表の井戸敏三知事はあいさつで「私たちの経験を東北へつなぎ、南海トラフ巨大地震への対策を講じる」と述べた。

 県民代表には、新成人の正井佑典さん(20)と瀬合もにかさん(20)=いずれも淡路市=が立ち、「失われた尊い命を、震災を乗り越えた人々の歩みを語り継ぐ」と誓った。

 続いて、神戸市立なぎさ小学校の6年生約190人が「しあわせ運べるように」を合唱。「安全の日宣言」が読み上げられ、参列者が献花台に白いカーネーションをささげた。

【県民のことば 新成人代表・正井佑典さん(20)=淡路市、瀬合もにかさん(20)=淡路市】

 震災当時2歳だった私たちも成人式を迎えることができました。しかしこの舞台に立つことなく、あの瞬間に命を奪われてしまった人もいます。

 私たちは、激しい揺れで家具などが倒れてくる中、家族に守られ、避難することができました。

 一瞬にして6千人もの命を奪い、まちを破壊し、焼け野原にした阪神・淡路大震災。私たちは、かけがえのない人やふるさとを失いました。それでも被災地では、人々が知恵を出し合い、支え合って幾多の困難を乗り越えてきました。

 東日本大震災でも、多くの人がかけがえのないものを失いました。ふるさとや大切な人を失った多くの方々の悲しみに言葉を失い、震災を経験した私たちだからこそ、その悲しみに寄り添ってできることがあると思いました。

 私たちは、震災のことを鮮明に記憶している訳ではありません。しかし、復興するまちとともに育ちました。あの震災でどんな犠牲があったのか。人やまちがどのように復興したのか。復興の過程で築かれた人と人とのつながりの大切さを伝えていくことはできます。

 私たちは、震災で失われた多くの尊い命を、震災を乗り越えた人々の歩みを、語り継ぎます。

 ひょうご安全の日に、これから安全で安心できる社会づくりに貢献していくことを誓います。

(要旨)

【追悼と誓いのことば 井戸敏三兵庫県知事】

 18年間、創造的復興を目指し、努力してきました。震災の経験と教訓を次の災害、復興に生かそうと活動してきました。

 東日本大震災から間もなく2年。課題は多岐にわたり、今後も私たちの経験を東北へつないでいきます。南海トラフ巨大地震にはハード・ソフトの両面で計画的に対策を講じる必要があります。豪雨災害や原子力災害にも対策を展開します。

 「1・17は忘れない」。あらためて心に刻み、元気で安全安心な兵庫の実現に全力で取り組むことを誓います。

(要旨)

【追悼と誓いのことば 藤原昭一・県会議長】

 阪神・淡路大震災から18年を迎えました。震災の経験と教訓をいつまでも忘れることなく、震災を経験した私たちの責務として、内外に発信していくとともに、未曾有の複合災害となった東日本大震災からの復興に対しても、支援を続けてまいります。

 本日、ここに、震災で犠牲となられた方の尊いみ霊に対し、心から哀悼の誠をささげますとともに、安全で安心な社会の実現に向け、さらなる努力を続けてまいりますことをお誓い申し上げます。

(要旨)

【追悼と誓いのことば 西村康稔・内閣府防災担当副大臣】

 亡くなられた方々とご遺族に哀悼の意を表し、多くの方々の復興へのご尽力に敬意を表します。

 私は発生翌日に神戸に入り、被害の甚大さを痛感しました。政府の一員として復興に携わった経験が東日本大震災でも生きました。一方で心のケアなど残された課題への対策も必要であると承知しています。

 東日本は日本の震災対策に反省と教訓をもたらしました。今後、南海トラフ巨大地震などへの検討を深め、災害に強い国、地域づくりに全力で取り組みます。

(要旨)

2013/1/17

天気(7月21日)

  • 34℃
  • 28℃
  • 10%

  • 37℃
  • 25℃
  • 10%

  • 36℃
  • 28℃
  • 10%

  • 38℃
  • 27℃
  • 20%

お知らせ