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「1人では何もできない。震災でそのことを知った」と話す石田勇己さん(右)と岡田正紀さん=神戸新聞社(撮影・田中靖浩)
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「1人では何もできない。震災でそのことを知った」と話す石田勇己さん(右)と岡田正紀さん=神戸新聞社(撮影・田中靖浩)

「1人では何もできない。震災でそのことを知った」と話す石田勇己さん(右)と岡田正紀さん=神戸新聞社(撮影・田中靖浩)

「1人では何もできない。震災でそのことを知った」と話す石田勇己さん(右)と岡田正紀さん=神戸新聞社(撮影・田中靖浩)

 東日本大震災の影響で故郷・福島県いわき市を離れ、徳島を拠点に活動する若手男性デュオ「HILL STONE(ヒルストーン)」が17日、神戸市長田区二葉町4の西神戸センター街で開かれる「神戸震災復興フリーライブ」に出演する。神戸では初のライブ。阪神・淡路大震災から丸18年の日に「震災の苦しみ、故郷を思う気持ちを歌に込め、二つの被災地を結びたい」と力を込める。(仲井雅史)

 ヒルストーンは、ギターの石田勇己(ゆうき)さん(21)とボーカルの岡田正紀さん(22)が2010年に結成した。共にいわき市出身で、中学校の同級生。11年2月にプロを目指して上京した直後、東日本大震災が起こった。

 2人は都内で激しい揺れに襲われた。けがは無かったが、実家とは連絡がつかない。テレビの画面には巨大な津波が映し出されていた。「映画のよう。故郷の現実だと理解できなかった」と2人は振り返る。

 いわき市沿岸も津波が押し寄せ、岡田さんの母校いわき海星高校は校舎の1階が津波で破壊された。内陸部にあった2人の実家は無事だったが、約35キロ離れた福島第1原発で事故が起こった。

 放射能の不安から、2人は石田さんの両親と姉の5人で、石田さんの祖父母がいる徳島県に避難した。当初は不安や混乱で音楽をする気にはなれなかったが、次第に自分たち自身が音楽で励まされてきたことに気付いたという。

 「離れているからこそできることもある。西日本で東北の被災地報道が減っている中、福島や東北の苦しみや復興への努力を発信するのが責任」と決意。2人は再び音楽と向き合った。

 神戸のライブでは、福島を思う気持ちを込めた新曲「ふるさと」などを披露。ライブに先立ち、神戸市灘区の西灘小学校で震災への思いを語る予定だ。「被災して初めて阪神・淡路大震災に思いをはせた。神戸の地で復興という未来を信じるパワーを共有したい」と話している。

 フリーライブは午後5時半開演。広島市出身で被爆3世の女性シンガー・ソングライターMetis(メティス)さん、ヒップ・ホップ・ユニット「CLIFF EDGE(クリフエッジ)」らが出演。無料。西神戸センター街親交会TEL078・611・0294

2013/1/11

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