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【特集】神戸・東須磨小 教員間暴行

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 神戸市立東須磨小学校は1880(明治13)年に創立され、今年で140周年を迎える。伝統があり、かつては「お屋敷街の学校」とも言われていた。

 しかし、ここ数年、職員室には異変が生じていた。

 市教育委員会が年2回、学校ごとに行う定期訪問の記録。A4用紙1枚の報告書には、校長や教頭の経歴に加え、「人事構想」や学校の「全体状況」が記されている。

 「校長は□□の扱いに苦慮」(2015年度)

 「一部教員による管理職批判や相互批判が見られる」(16年度)

 新人の男性教諭(25)=仮名=が着任した17年度には「学校をあげての共通行動が取りにくい」とある。この年度には、それまで学校を支えていたベテランが相当数、異動でいなくなった。

 男性教諭が学校に行けなくなった19年9月、親族と市教委へ相談に訪れた。持参したメモには、同教諭が着任前から不安を抱いていたことが記されていた。

 「赴任する際に、なかなか職員の関係が厳しい学校というのは聞いていた」

    ◆

 「どうやって“裏口”で入ったんや」

 17年春。東須磨小に着任した男性教諭が出身大学を告げて自己紹介すると、30代の男性教員Aにいきなりからかわれた。大学は、関西有数の私立大だった。

 初めての教壇、初めての担任。男性教諭は、同じ3年生の担任で学年主任の40代女性教員Dを頼った。

 Dの着任も17年度。姉のように慕う関係の中、互いの家族の話をするようになった。別の女性教員も交えて3人で飲みに行ったり、カラオケに行ったりする間柄にもなった。

 ある日、男性教諭は職員室で信じられない会話を耳にする。Dに「内緒にして」と伝えた私的な話を、Dが大声で同僚にしゃべっていた。

 男性教諭は先輩教員らの振る舞いに戸惑いを感じつつ、自分に言い聞かせた。

 「初任地だしうまくやっていかないと」

 先輩がつくっていた無料通信アプリLINE(ライン)のグループに入れてもらった。なじもうと懸命だった。

 迎えた初めての夏休み。男性教諭は教室で、Aに養生テープで胸から太ももまでぐるぐる巻きにされ、教室にほったらかしにされた。2年間にわたって続くハラスメントの始まりだった。(取材班)

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2020/2/28

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