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【特集】神戸・東須磨小 教員間暴行

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神戸地方検察庁=神戸市中央区橘通1
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神戸地方検察庁=神戸市中央区橘通1

 神戸市立東須磨小学校(同市須磨区)の教員間暴行・暴言問題で、神戸地検は27日、被害者の男性教諭(25)に対する4件の暴行と強要の疑いで書類送検された、加害側の元教諭と現職教諭の計4人を起訴猶予処分とした。地検は「社会的制裁を受けている点や、被害者の意向を踏まえた」としている。

 起訴猶予になったのは、いずれも懲戒免職となったA元教諭(34)、B元教諭(34)▽停職処分の女性C教諭(45)▽減給処分の男性D教諭(37)。

 この日、地検の花崎政之次席検事が会見。起訴猶予処分にした理由について、4人が懲戒免職などの処分を受けている点と、被害教員が4人の処分に納得し、刑事事件についても早期の終結を希望している点を挙げた。認否については「差し控える」としたが、聴取では4人とも反省の態度を示していたという。

 一連の問題を巡っては、県警が2019年10月に被害届を受理し、任意で事情聴取。今年3月11日、4人を書類送検した。

 書類送検容疑は、A元教諭、B元教諭は2018年9月、同校の家庭科室で、被害教員の目元や口元に激辛カレーを塗りつけたり、羽交い締めにして激辛カレーを食べさせたりしたほか、4人で共謀し19年2月、家庭科室で激辛ラーメンと唐辛子を無理やり食べさせたなど、計4件の暴行、強要の疑い。

 一方、同市教育委員会が設置した外部調査委員会は今年2月、A元教諭のハラスメント行為として78項目、B元教諭で27項目を認定。市教委は同月、2人を懲戒免職とし、女性C教諭を停職3カ月、男性D教諭を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にした。

【起訴猶予】不起訴のうちの一つで、犯罪の証拠は十分にあり、裁判で有罪に向けての立証も可能だが、特別な事情に配慮し、検察が起訴しないこと。比較的軽い罪で、当事者が深く反省していたり、被害者と示談したりした場合に選択することが多い。同じ不起訴でも、犯罪の疑いはあっても証拠が十分でないため起訴を見送る「嫌疑不十分」や、犯罪の疑いがない「嫌疑なし」とは異なる。

2020/3/27

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