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枝が切られ、搬出される「浜風の家」のクスノキ=10日午前、芦屋市浜風町(撮影・風斗雅博)
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枝が切られ、搬出される「浜風の家」のクスノキ=10日午前、芦屋市浜風町(撮影・風斗雅博)

 阪神・淡路大震災後、子どものケアを目的に、作家の故藤本義一さんらが開設を呼び掛け、今年1月に閉館した芦屋市の「浜風の家」で、「希望の木」として親しまれてきたクスノキを庭から搬出する作業が10日、始まった。1999年の開設時に記念植樹され、19年で高さ約7メートルにまで成長。子どもたちが愛したシンボルツリーは同日午後、藤本さんの故郷、堺市の広場に移植される予定。

 藤本さんが植樹の際、「10年後、20年後、子どもが遊べる木になる」と語り、「希望の木」と名付けた。大きくなると枝にブランコがかけられ、子どもたちが遊び、周囲を走り回った。

 閉館後、伐採される可能性もあったが、藤本さんの家族が堺市への移植を希望。同市と調整の結果、「海とのふれあい広場」(堺区匠町)に決まり、市は今後、震災を伝える銘板も木のそばに設ける予定だ。

 10日、搬出作業を見守った藤本さんの長女中田有子さん(57)=西宮市=は根の太さに驚き「木は子どもたちを支え、心のよりどころになっていた。感謝しかない」と話し涙を流した。

 浜風の家が立地する県有地は今年3月の入札で、神戸市の社会福祉法人が落札した。兵庫県によると、今月18日から建物の解体工事が始まる。(中島摩子)

2018/5/10

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