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阪神・淡路大震災前の駒ケ林小学校区の模型を仲間と再現した磯村和樹さん=神戸市灘区六甲台町、神戸大学
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阪神・淡路大震災前の駒ケ林小学校区の模型を仲間と再現した磯村和樹さん=神戸市灘区六甲台町、神戸大学
ふたば学舎(旧二葉小学校)周辺の街並みの模型=神戸市灘区六甲台町、神戸大学
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ふたば学舎(旧二葉小学校)周辺の街並みの模型=神戸市灘区六甲台町、神戸大学

 阪神・淡路大震災前の神戸の街を模型と人々の記憶から再現する取り組みを、神戸大学の大学院生らが進めている。震災で甚大な被害を受けた街は復興再開発などで一変し、住民も多くが入れ替わる。大学院生らは「もう時間がない。被災する前の街の姿や人々の営みを未来に伝え、防災学習にも役立ててもらえたらうれしい」と話す。(広畑千春)

 神戸大大学院工学研究科の槻橋修准教授らが東日本大震災の被災地で進めてきた「『失われた街』模型復元プロジェクト」の一環。大学の枠を超えて広がり、これまでに岩手、宮城、福島の3県で約40カ所の模型を制作してきた。

 一方で、「私自身、阪神・淡路大震災の前の街並みを知らないままだった」とプロジェクトリーダーで槻橋研究室の磯村和樹さん(29)。山口県出身で、神戸大に入学した頃には震災の爪痕はほとんど残っていなかった。震災24年を機に、地元のまちづくり団体などに打診。神戸市長田区のJR新長田駅南にあるふたば学舎(旧二葉小)で同市立駒ケ林小学校の校区を対象にワークショップを開くほか、灘区の同市立灘図書館にも、同じく復興再開発で一変したJR六甲道駅南地区の模型を寄贈するという。

 駒ケ林小は旧二葉小と旧長楽小が統合し、06年4月に開校。校区では多くの建物が倒壊し火災も起きた。しかし24年がたち、住民からは「子どもや若い世代は震災当時の様子を感じにくくなっている」と聞いた。磯村さんは「どんな人たちが、どのような暮らしをしていたのか。どういう経緯を経て、今の街並みになったのか。記憶が失われつつある今だからこそ、伝える意味がある」と話す。

 模型は1977年の航空写真や、区役所などに残っていた震災前の地図や写真を基に、500分の1の縮尺で街並みを再現した。ワークショップは18~20日の午前10時~午後6時(18日は午後1時から、20日は同4時まで)、参加無料。ふたば学舎TEL078・646・8128

2019/1/7

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