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「1・17希望の灯り」を訪れた閖上地区の語り部たち=神戸市中央区加納町6
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「1・17希望の灯り」を訪れた閖上地区の語り部たち=神戸市中央区加納町6

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県名取市閖上地区で、震災の記憶を伝える語り部たちが29日、神戸市を訪れた。震災復興の過程や被災地支援の取り組みを学び、阪神・淡路大震災の遺構を訪問。「閖上での活動に生かしていく」と思いを新たにした。

 津波で700人以上が犠牲となった閖上地区では、地区内の資料館「閖上の記憶」で、語り部の講話や地域の案内ガイドを通して、震災の記憶を伝えている。記憶の継承について他の地域から学ぼうと県外研修を企画し、同館の語り部やスタッフ11人が参加した。

 一行は神戸市中央区の人と防災未来センターやひょうごボランタリープラザを見学。「こうべまちづくり会館」(同市中央区)の担当者の案内で、神戸港震災メモリアルパークや東遊園地などを歩いて巡った。「1・17希望の灯り」の前では黙とうし、犠牲者の名前が刻まれた「慰霊と復興のモニュメント」を訪れた。

 生徒14人が亡くなった閖上中学校遺族会の代表を務める丹野祐子さん(49)も参加。丹野さんは夫の両親と、中学1年生だった長男の公太さん=当時(13)=を亡くした。「閖上には震災前の景色が残っていない。言葉だけで自分たちの教訓を伝えていく難しさを感じる」と表情を引き締めた。

 津波で自宅が流され、仮設住宅から復興公営住宅「閖上中央第二団地」に移り住んだ長沼俊幸さん(56)は、住民間の交流づくりを進める有志の会の代表。「仮設を出たら終わりではない。復興住宅のコミュニティーづくりや見守り活動など、阪神・淡路の事例から学びたい」と力を込めた。

2018/11/29

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