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被災地NGO恊働センターが4月から月1回開いている「寺子屋勉強会」。熱い議論は深夜まで続く=18日、神戸市兵庫区中道通2
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被災地NGO恊働センターが4月から月1回開いている「寺子屋勉強会」。熱い議論は深夜まで続く=18日、神戸市兵庫区中道通2

 阪神・淡路大震災から25年となるのを前に、各地の被災地支援などに取り組む神戸市内の団体が、震災25年とボランティアの在り方に徹底的に向き合う熱い議論を繰り広げている。幅広い年代の多様な人々が月1回集い、次世代に伝えるべきことを探る。「25年前のボランティアの在り方を見つめ直し、『ボランティアは社会を変えられるのか』という問いを突き詰めたい」。来年1月17日は特別編として、参加者が夜通し自由に語る会を開く。(竹本拓也)

 神戸市兵庫区中道通2の「被災地NGO恊働センター」は、震災直後から活動するボランティアらが「最後の一人まで」を理念に1998年に設立。今春設けた議論の場「寺子屋勉強会」は、震災体験や専門性の有無を問わず、誰でも参加できる。その場で答えを導き出すことはせず、議論そのものを喚起することに重きを置いている。

 4~6月の3回は「ボランティアにおける違和感」をテーマに議論した。災害時に現地の社会福祉協議会などが災害ボランティアセンターを開設し、被災者のニーズ把握とボランティアの受け入れを担うが、参加者からは「仕事はがれき撤去ばかり」「参加ルールが厳しく、敷居が高い」など疑問や戸惑いの声が上がった。恊働センターの初代代表で現在は顧問の村井雅清さん(69)は「被災者一人ひとりと向き合うには、支援する側も十人十色でなければいけない。何をするかはボランティアセンターが決めるものではなく、ボランティア自身が考えるもの」と主張した。

 9月の寺子屋では、日弁連災害復興支援委員会委員長の津久井進弁護士(50)を講師に、ボランティアの立場から災害関連死に立ち向かう方策を探った。12月には、仮設住宅で24時間態勢の見守り活動に尽力した黒田裕子さん(故人)らを紹介し「自助だけでは生きていけない人に、徹底的に付き合う支援者が必要」とボランティアの意義を語り合った。

 村井さんは「災害が多発している今こそ、あの震災は何だったのかを幅広く議論する時だ」と議論そのものの重要性を強調する。

 1月17日は恊働センターで、午後6時から翌18日朝まで。テーマは絞らず、自由に震災25年を語り合う。入退場も自由。参加費はカンパ制。食事付きだが、持ち込みも歓迎。事前申し込みが必要。同センターTEL078・574・0701

2019/12/26

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