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被災地・神戸への思いを込めた曲「きよし神戸」を演奏する(左から)中西健一郎さん、次郎丸智希さん、西田真由子さんら=神戸市中央区(中西さん提供)
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被災地・神戸への思いを込めた曲「きよし神戸」を演奏する(左から)中西健一郎さん、次郎丸智希さん、西田真由子さんら=神戸市中央区(中西さん提供)

 阪神・淡路大震災で神戸の実家が全壊した相模原市の男性が、故郷への思いを込めた歌を作った。曲名は「きよし神戸」。「♪1月17日に家族で集うよ きよし神戸をみんなで想(おも)うのさ」-。犠牲者の追悼や自身の原風景である神戸への愛、家族の大切さを歌詞で表現した。インターネットで公開しており、17日には神戸市中央区のクラシックバーで生演奏する。(村上晃宏)

 相模原市に住む公務員の中西健一郎さん(42)が作詞した。高校時代に合唱部に所属するなど音楽が趣味で、その縁で知り合ったピアニストの次郎丸(じろうまる)智希・大阪音楽大講師が作曲した。

 中西さんは神戸市東灘区森南町で4歳まで育った後、父の仕事で東京に移住。将来は戻る予定だったため家は残し、正月や盆休みには同区に住む祖父母らに会うため帰省していたという。

 しかし、阪神・淡路でその実家は全壊。当時、父は神戸市灘区にある会社の寮に単身赴任しており、近くに住む祖父母や親族と共に被災した。父や祖父母は無事だったが、兵庫県芦屋市に住んでいた母のいとこが亡くなった。不在の父に加え、母も被災した祖父母らの手伝いで家を空ける機会が多くなり、「地震で家族がばらばらになった」ように感じたという。

 昨年1月、次郎丸さんからの提案で震災をテーマにした曲を作ることに。「♪1月17日を来年も迎えるよ きよし神戸にみんな集まるのさ」。ピアノの重厚な旋律に乗せ、離れた地から故郷に思いを寄せる自身の胸の内も表した。

 同年10月には、曲をソプラノ歌手の西田真由子・神戸女学院大非常勤講師が歌い、動画投稿サイト「ユーチューブ」に投稿。すると、大阪のラジオ局で紹介されたり、合唱グループから「発表会で歌わせてほしい」との依頼が寄せられたりと反響があった。

 中西さんは「震災から25年。この歌が、改めて震災の記憶や教訓を次世代に伝えるきっかけの一つになってほしい」と話している。

 17日は、神戸市中央区加納町4のクラシックバー「ピアジュリアン」(TEL078・391・8081)に、次郎丸さんや西田さんらと共に出演。午後7、8時の2回、「きよし神戸」を含め神戸ゆかりの曲を演奏する予定。ユーチューブは「きよし神戸」で検索。

2020/1/4

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