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宝塚市の震災遺族たちの手で除幕された「追悼の碑」=17日午後0時3分、宝塚市小林(撮影・風斗雅博)
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宝塚市の震災遺族たちの手で除幕された「追悼の碑」=17日午後0時3分、宝塚市小林(撮影・風斗雅博)

 阪神・淡路大震災の記憶と教訓の継承が課題となる中、兵庫の阪神間の被災市では17日、新たな慰霊の場ができ、遺族らが大切な人を悼んだ。

 宝塚市小林の「ゆずり葉緑地」では、犠牲になった市民の名前を刻んだ「追悼の碑」が完成し、除幕式があった。碑には、父と妻を震災で失った妙玄寺(同市中筋3)の長谷川宣正住職(60)による「忘れない 阪神・淡路大震災」の文字。名前が刻まれたのは、亡くなった市民118人のうち、遺族の希望があった72人で、今後も追加できるよう46人分の空白を用意した。碑の建設費約135万円は全額寄付で賄われた。

 式には遺族30人が参列。中川智子市長は「118人には一人一人に名前、暮らし、家族、友達、明日への希望があった。決して忘れないこと、伝えていくことが被災地、市民の務めだ」とあいさつ。プロ棋士を目指していた次男の隆文さん=当時(17)=を亡くした船越明美さん(72)=福岡県太宰府市=は碑に刻まれた息子の名前をなぞり、涙ぐんだ。

 一方、芦屋市のJR芦屋駅北側にあるペデストリアンデッキでは、市民有志による追悼式が初めて開かれた。震災から四半世紀を経て住民の入れ替わりが進む。「1月17日をあまり意識していない人にも寄ってもらえるように」と、人通りが多く便利な場所を選んだという。

 午前5時46分に合わせ、約100人が黙とう。その後も通勤中の人らが続々と献花に訪れた。

 主催した芦屋防災まちづくり協議会の笠谷泰宏副会長(47)は「学生や子どもらの追悼の場にもなってほしい」と語った。(初鹿野俊、伊丹昭史)

2020/1/17

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