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クリスマスケーキを囲む元利用者ら=芦屋市浜風町(撮影・初鹿野俊)
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クリスマスケーキを囲む元利用者ら=芦屋市浜風町(撮影・初鹿野俊)

 阪神・淡路大震災を経験した子どもの心のケアに取り組んできた兵庫県芦屋市の「浜風の家」で16日、同窓会が開かれ、かつての利用者や元指導員、元施設長ら9人が久しぶりに顔を合わせた。浜風の家は来年1月17日に閉館し、3月に取り壊される予定。この日は小学生時代の思い出を語り合い、「浜家」と呼んで親しんだ施設との別れを惜しんだ。(中島摩子、初鹿野俊、竜門和諒)

 浜風の家は、直木賞作家の故藤本義一さんらが全国に呼び掛け、震災から4年後の1999年1月に開設された。集会室や図書室、コンピューター室などがあり、被災児童らは自由に遊んで過ごしたという。

 施設に4年間通ったのは、教員の青山優美さん(27)=同市。4歳のとき神戸市東灘区で被災し、震災後は加古川市や金沢市の親族宅で暮らした。小学1年で芦屋市に引っ越し、同3年から毎日のように訪れたという。「友だちや指導員のおねえちゃんと全力で遊べる場所。安心できて楽しくて。走り回って、ざぶとんを投げて、ゴム跳びして…、思い出がたくさんある」

 閉館を「残念」と悲しみ、来年1月のファイナルイベントで展示するメッセージカードには「浜家とは、小学校時代の宝物 この絆は永遠に ありがとう!」としたためた。

 9人はクリスマスケーキを食べ、グランドピアノで懐かしの曲を演奏。前施設長の奥尾英昭さん(78)=尼崎市=は20代になった元利用者の成長に目を細め、「子どもたちに居場所を提供できたのは大事なことだったと思う」と語った。

2017/12/16

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