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震災経験を通し、人のつながりや命の大切さを訴える崔敏夫さん=三木小
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震災経験を通し、人のつながりや命の大切さを訴える崔敏夫さん=三木小

 17日で丸23年となる阪神・淡路大震災で次男を亡くした崔敏夫さん(76)=神戸市須磨区千歳町=が16日、兵庫県三木市大塚2、三木小学校で講演した。崔さんは「一番に自分が生きることを考え、次に友達を愛し、その子のために何ができるか考えて」と呼び掛け、約300人の児童が生の声から震災の現実を学んだ。(井川朋宏)

 同校が「語り部KOBE1995」に依頼。児童は低学年と高学年に分かれて聴いた。

 全壊した自宅の2階で寝ていた崔さんは「下からの突き上げと横ぶれがすごかった。1階への階段はなくなり、外を見るとがれきの山で道がふさがっていた」と振り返る。

 朝鮮大学校(東京)2年だった次男秀光さん=当時(20)=だけが1階で寝ていて、崩れた家の下敷きになった。家族とがれきを取り除き、数時間後に見つけた時は「涙が次から次へとこぼれ落ち、止まらなかった」。顔はほぼきれいで眠ったように見えた姿が今も鮮明に浮かぶという。

 秀光さんが風邪気味で帰省が1日遅れたことを「悔やんでも悔やみ切れない」とする一方、家が元の場所から数メートルずれたため、秀光さんを捜索中に隣人を救出できたことを「息子が助けたんだと思う」と語った。

 講演を聴いた3年の男児(8)は「地震はやっぱり怖いと実感した。崔さんが伝えた命、愛、絆を大切にして過ごしたい」と話した。

2018/1/16

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