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「母の分まで長生きを」と誓い、慰霊碑に献花する大上裕子さん=17日午前5時54分、淡路市の北淡震災記念公園(撮影・内田世紀)
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「母の分まで長生きを」と誓い、慰霊碑に献花する大上裕子さん=17日午前5時54分、淡路市の北淡震災記念公園(撮影・内田世紀)

 「母の分も生きていきたい」。兵庫県淡路市の大上裕子(おおうえひろこ)さん(66)は、震災で亡くなった母登(のぼり)美恵子さん=当時(66)=と同じ年齢になって迎えた今年の1月17日に、特別な思いを抱く。

 あの日、1人暮らしだった登さんは同市富島の自宅が倒壊して亡くなった。当時も鉄工所に勤め、仕事熱心だった。「仕事に行っている時間だったら助かっていたかもしれない」。今でもそう思う。

 同じ年齢になった大上さんも、高齢者福祉施設で介護補助の仕事を続ける。世話をする高齢者に、震災がなければ89歳となっていたはずの母の姿を重ね合わせる。「元気で旅行好きだったから、今でも一緒に旅行に行ってたんじゃないかな」

 毎年、北淡震災記念公園(同市)の追悼行事に参加する大上さん。今年も竹筒に入ったろうそくに火をともし、慰霊碑に花を手向けた。合唱団の一員として、復興のシンボルとなった歌「しあわせ運べるように」を歌った。

 「これからの残された人生、母よりも長生きすることになる。一日一日を大切にしたい」。手を合わせ、そう心に誓った。(高田康夫)

2018/1/17

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