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「1.17のつどい」に向け藤本真一さん(右)と打ち合わせする学生ら=9日、関西学院大学神戸三田キャンパス
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「1.17のつどい」に向け藤本真一さん(右)と打ち合わせする学生ら=9日、関西学院大学神戸三田キャンパス

 阪神・淡路大震災から23年となる17日に神戸市中央区の東遊園地で開かれる追悼行事「1・17のつどい」に合わせ、関西学院大学の学生有志が、遺族ら来場者から震災に関わる写真や映像の提供を受け付ける。時間の経過や被災者の高齢化で資料が失われていく中、これまで表に出なかった資料をデジタルデータ化し、記憶の継承につなげる。会場では被災者の証言も撮影する予定で、学生らは「震災が身近でない若い世代に、同じ世代だから伝えられることがあるはず」と意気込む。(井沢泰斗)

 記憶継承の取り組みは今年で3年目。過去のつどいでは、行事の様子を動画に記録してきたが、今回は正式につどいの実行委員会へ参画。資料提供の呼び掛けからデータ編集まで、活動を本格化させる。

 つどいに先立ち、初めて被災者と接する学生にも震災への理解を深めてもらおうと、実行委員長の藤本真一さん(33)が9日、同大神戸三田キャンパス(兵庫県三田市)で特別講義を企画。被害状況などを学んだ総合政策学部1、2年生6人は「行事に関わるからには、被災者の思いも大事にしないと」「震災が身近に起こり得ることを若い世代に伝えたい」と思いを述べた。

 「遺族には震災について語りたい人も、そっとしておいてほしい人もいるけれど、意欲的にきちんと耳を傾けてほしい」。毎年遺族と交流している藤本さんは学生にアドバイスした。

 資料の提供は、実行委のホームページなどで呼び掛け。当日はスキャナーやパソコンを用意し、来場者が持ち寄る被災時や追悼行事、家族などの写真・映像を取り込む。その場でDVDにも記録し、提供者に手渡す。また、動画の撮影や編集を学ぶメディア情報学科2年生が中心となり、会場を回って来場者へのインタビューを行う。

 データはアーカイブとして保存し、震災24年を前にした催しなどでの一般公開を検討している。昨年も参加した2年森愛美さん(20)は「(前回は)震災を思い出すだけで泣いてしまう方もいて、衝撃を受けた。『風化してほしくない』という遺族の声を伝えることが大切と感じた」と話す。

 写真や動画は、被災者らが立ち寄る「交流テント」で受け付け。16日午後3時ごろから17日午後6時ごろまでを予定している。問い合わせは実行委事務局TEL050・3590・0117

2018/1/15

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