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母の銘板に触れる同免木美佐さん=神戸市中央区加納町6(撮影・大森 武)
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母の銘板に触れる同免木美佐さん=神戸市中央区加納町6(撮影・大森 武)

 阪神・淡路大震災から23年となるのを前に、震災の犠牲者らの名前を刻む「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)に17日、新たに10人の銘板が加えられた。銘板に記された名前は計5005人となった。

 モニュメントは2000年1月に完成。当初は神戸市民と市内で亡くなった人のみだったが、市外での犠牲者や、その後震災に起因して亡くなった人、復興や追悼行事に貢献した人も対象となっている。今回新たに名を刻んだのは、いずれも芦屋市で自宅が倒壊して亡くなった2人、遠因死6人、貢献者2人。

 昨年は掲示対象者が7人と初めて1桁台となり、今年も11月下旬まで申し込みが少なかったことから、運営委員会が募集期間を延長。この日の式典には9遺族が出席した。

 西宮市津門川町の会社員同免木美佐さん(52)は、芦屋市清水町で母の梅本美代子さん(63)を亡くした。母が住む2階建て木造家屋は全壊。1階に閉じ込められた母を出すのにかなりの時間を要した。遺体の髪の壁土をぬぐい、口紅を塗ったという。「さぞ寒かっただろうに。早く出してあげたかった」

 母の銘板をしっかり見据えモニュメントにおさめた。「ちゃきちゃきして明るいお母さんが大好きだった。母の名前がここに残る。会いに来る場所ができてうれしい」と涙をぬぐった。

 来年以降も12月に銘板掲示式典を予定。掲示の問い合わせは運営委員会TEL050・3590・0117

(小林伸哉)

2017/12/17

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