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地図作りのため、被災地に花を植える活動について説明する「阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク」世話人の小林郁雄さん=神戸市中央区脇浜海岸通1
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地図作りのため、被災地に花を植える活動について説明する「阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク」世話人の小林郁雄さん=神戸市中央区脇浜海岸通1

 阪神・淡路大震災の被害やその後の復興過程などを次世代に伝えるため、神戸市などは、写真やエピソードなどを地理情報システム(GIS)上に集約し、被害や復興の状況を知ることができるデジタル地図の作製に乗り出した。位置情報を示すポイントに触れると、その場所に関連する情報が表示される仕組みで、市の担当者は「将来的には市民が参加して情報を共有し、思いや記憶も残せるようにしたい」と話す。(篠原拓真)

 神戸市はこれまで、市のイベント情報や夜景スポットの案内などにGISを利用。兵庫県立大学減災復興政策研究科とともに2017年夏ごろから、同震災資料への応用について研究を始めた。

 避難所や仮設住宅のあった場所など、地点を示すポイントを指すと、登録した画像や体験談などの動画、音声データが現れるといい、市の担当者は「被災、復旧、復興-など、時期を分けて見ることもできる」と説明する。

 同市はベースになる地図として、地震前の航空写真▽現在の地形図▽震災で被害を受けた建物を全壊や中程度の損傷、全焼などに分類し色分けした「兵庫県南部地震建物被災状況図」-などを準備。そこに、復旧、復興などの活動に関わった行政職員や専門家、市民団体、学校などが持つ情報を載せる。デジタル地図は3月までに専用ホームページで一般公開する予定。

 5日の準備会議では、被災地各所に花を植えた活動「ガレキに花を咲かせましょう」を取り上げた。取り組んだ「阪神大震災復興市民まちづくり支援ネットワーク」世話人の小林郁雄さん(73)と天川佳美さん(67)から、担当者が活動の写真について、場所や日時、当時の様子を聞き取って、マッピング作業をした。

 天川さんは「映像と情報と位置の三つがそろってこそ、ちゃんと伝えることができる」と期待する。同市創造都市推進部の松崎太亮(たいすけ)ICT創造担当部長は「埋もれている資料を反映させ、市民の震災記録として共有したい」と話している。

 12日には、小林さんと天川さんらから話を聞き取り、地図上に情報を載せる学生ワークショップが、神戸市中央区のデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)で開かれる。

2018/1/11

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