阪神・淡路大震災から23年を迎えるのを前に13日、兵庫県西脇市郷瀬町の西脇北高校で「1・17追悼セレモニー」が開かれ、生徒や近隣住民ら約240人が出席した。鎮魂や復興の祈りが込められた神戸・三宮のガス灯「1・17希望の灯り」の分灯がともる中、ピアノコンサートや写真パネルの展示などがあった。(長嶺麻子)
震災の記憶を薄れさせないために犠牲者を思い、防災を意識する機会にしようと2012年に始まって7回目。希望の灯りの分灯は昨年からで、12日に生徒代表が現地で採火した。
式典では、出席者全員で犠牲者への黙とうをささげた後、追悼コンサートとして、神戸音楽家協会会員で同校非常勤講師の金澤俊江さんがシューマンやリストのピアノ曲を披露。生徒らによる東日本大震災の復興支援ソング「花は咲く」の合唱もあった。
会場には、阪神・淡路大震災の被害の様子を伝える写真パネル約150枚も展示。護岸が破壊された神戸港、一階が崩れた民家、斜めになったマンション、焼け跡となった市場など、式典に参加した中学生らが目をこらしていた。
希望の灯りを採火した生徒会長の小阪威典さん(16)は「自然災害は防げない。だから、いざという時に自分を守り、周りも助けられる人にならないといけない」と話していた。