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わが町の文化財

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太平記の時代の人物が生き生きと描かれた「新曲図扇面」=尼崎市南城内
太平記の時代の人物が生き生きと描かれた「新曲図扇面」=尼崎市南城内

 金箔(ぱく)がはられた扇形の台紙の大きさは、上弦52・3センチ、下弦19・6センチ、両脇の長さが20・9センチ。その上に、船上にとらわれた姫や追いかける甲冑(かっちゅう)姿の武士、海に現れた異形の物の姿などが、躍動感あふれる鮮やかな色彩で描かれている。

 尼崎市が所蔵する「新曲図扇面(しんきょくずせんめん)」。作風や類似作品との比較から、17世紀中ごろ、狩野派の流れをくむ工房で作られたとみられる。「扇面に折り目がないので、もともとはびょうぶか、画帖(がじょう)などに仕立てられていたのではないか」。尼崎市教委の伏谷優子学芸員は推測する。

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2015/10/15
 

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