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わが町の文化財

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降りしきる雨の中、道端にたたずむ一里堂=宍粟市千種町下河野
降りしきる雨の中、道端にたたずむ一里堂=宍粟市千種町下河野

 両脇に山が迫る千種川の上流部。川岸を走る県道沿いに、かやぶきの一里堂(宍粟市千種町下河野(けごの))が一軒、ぽつんと立っていた。素朴な田園風景に溶け込み、どこか懐かしい。江戸時代、1里(約4キロ)ごとの目安として街道に置かれた休憩所だという。

 江戸期の千種町は「たたら製鉄」が盛んだった。生産された鋼は荷車で同市山崎町まで運ばれ、揖保川の高瀬舟に積み込まれた。一里堂があるのは、そんな「鉄の道」の難所、山崎に向けて山を越す塩地峠の登り口だ。

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2018/3/15
 

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