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わが町の文化財

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カメのような形をした家形石棺蓋石=高砂市阿弥陀町生石
カメのような形をした家形石棺蓋石=高砂市阿弥陀町生石

 石の側面に突起が六つ。カメのような変わった形をしている。生石(おうしこ)神社に祭る巨石「石の宝殿」に宿る神様が、天から地上に降りてくる際に乗って来た船だと伝わり、「天磐舟(あまのいわふね)」とも呼ばれる。江戸時代の名所案内書「播州名所巡覧図絵」に登場し、広く知られた存在だったようだ。

 実際には古墳時代後期、6世紀前半に作られた石棺のふたで、高砂で1700年以上前から採石が続く竜山石製。大きさは全長316センチ、幅148センチ、高さ68センチ、重さは2トンほど。その大きさから、豪族など相当な有力者のために作られたことをうかがわせる。

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2017/6/29
 

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