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わが町の文化財

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せり出した物見やぐらが美しい三日月藩乃井野陣屋跡=佐用町乃井野
せり出した物見やぐらが美しい三日月藩乃井野陣屋跡=佐用町乃井野

 10年前、4町合併で新生「佐用町」となった旧三日月町の中心部には、自然を背景に民家が立ち並ぶ。その北西の山の麓に、威厳を示すように白壁の建造物がそびえる。合併直前に復元された建物は、幕末まではここが藩政の中心地だったことを示す「三日月藩乃井野陣屋跡」だ。

 江戸初期は天領だったが、津山藩(岡山県)藩主の息子森長俊が1697(元禄10)年、当地の初代藩主となった。領地は現在の佐用町とたつの市新宮町、宍粟市山崎町の一部にまたがる計65村、1万5千石と小さいながらも豊かで平穏な藩だったとされる。

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2015/10/22
 

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