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わが町の文化財

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勝海舟が設計したとされる西宮砲台=西宮市西波止町
勝海舟が設計したとされる西宮砲台=西宮市西波止町

 白い砂浜にこつぜんと現れる巨大な円筒。西宮・御前(おまえ)浜のシンボルとして親しまれる「西宮砲台」は今年、建造150年を迎えた。その歴史は数奇な運命をたどってきた。

 時は幕末。黒船襲来を恐れる幕府から、攘夷(じょうい)の具体策を問われた軍艦奉行並・勝海舟は、大阪湾沿岸の砲台建造を提案する。工事は1863(文久3)年からスタート。「突貫工事だったので、賃金も通常の倍だった」。後にまとめられた地元の聞き書き集「老(おい)の思ひ出」には、こんな古老の話も記録されている。

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2016/1/7
 

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