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わが町の文化財

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そびえ立つ楼門。右側の阿形像は修復に出されている=篠山市味間南
そびえ立つ楼門。右側の阿形像は修復に出されている=篠山市味間南

 「大発見かもしれない」-。木製の像を見て、京都西山(せいざん)短期大学教授(仏教美術)の加藤善朗さん(52)=兵庫県篠山市小多田=は心の中で叫んだ。

 昨年12月。文保(ぶんぽう)寺楼門の仁王像2体が修復されることになり、うち1体が京都市の仏像彫刻所に運び出された。立派な全身があらわになったとき、右足の下に付いていたほぞ(材木をつなぐ突起)に文字が見つかった。そこには制作年とみられる室町時代の「永和四年」(1378年)の文字や仏師の名前が墨で書かれていた。

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2016/2/4
 

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