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わが町の文化財

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標高94メートルから加古川中流域を見渡せる金鑵城遺跡のやぐら=小野市昭和町
標高94メートルから加古川中流域を見渡せる金鑵城遺跡のやぐら=小野市昭和町

 地元住民は一帯を「城山」と呼ぶ。小野市西部、青野原台地から突き出た場所に室町時代、山城があった名残だ。播磨国守護職だった赤松氏の有力家臣、中村氏が住んだとされる「金鑵(かなつるべ)城」である。

 東、南、北の三方を崖に囲まれ、加古川中流域を広く見渡せる要害の地。城内に深い井戸があり、金属のつるべで水をくみ上げたことから呼び名がついたと伝わる。1980年度と91~94年度の発掘調査で城の遺構が明らかになり、主郭跡を囲む高さ2~3メートルの土塁や防護柵、高さ6メートルの木製やぐらを市が復元した。

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2016/11/17
 

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