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わが町の文化財

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静かなたたずまいの申義堂=高砂市高砂町横町
静かなたたずまいの申義堂=高砂市高砂町横町

 白木の天井と柱に囲まれた座敷は20畳。奥に床の間に似た2畳ほどのスペースがある程度。簡素でこざっぱりした造りが、学問所らしい凜(りん)とした雰囲気を醸し出している。

 19世紀初頭、町民教育の場として高砂の有力商人・岸本吉兵衛らが創設したとされる。命じたのは姫路藩家老の河合寸翁(すんのう)。「高砂は商売の町。繁栄には町民も学力が必要という判断だったのでは」と高砂市教育委員会の清水一文さん。藩の補助もあったが、運営は町民主体だった。教授は「天皇機関説」で知られる憲法学者美濃部達吉の父秀芳らで、商人や医師らの子弟に中国古典などを教えたという。

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2017/4/13
 

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