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わが町の文化財

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白砂の向こうで風格ある玄関を構える表御殿=丹波市柏原町柏原
白砂の向こうで風格ある玄関を構える表御殿=丹波市柏原町柏原

 城下町柏原のゆるやかな坂を上ると、人の背丈ほどの白壁に囲まれた陣屋跡に行き着く。かつて織田信長の子孫が治めた柏原藩の政庁だ。内部に長屋のような空間を備えた県指定文化財「長屋門」をくぐれば、檜皮(ひわだ)ぶきの玄関を持つ「表御殿」が威厳を放つ。

 同藩は1598年、信長の弟で豊臣秀吉に仕えた信包(のぶかね)が丹波国氷上郡の領地を与えられ始まった。その子孫が3代で途絶えた後、1695年に信長の次男の子孫にあたる信休(のぶやす)が国替えで封ぜられ、陣屋を築いた。

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2018/2/1
 

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