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大切な人が生きた証しを伝える。「慰霊と復興のモニュメント」に夫徹郎さんの銘板を張る藤川裕子さん=17日午後、神戸市中央区加納町6(撮影・笠原次郎)
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大切な人が生きた証しを伝える。「慰霊と復興のモニュメント」に夫徹郎さんの銘板を張る藤川裕子さん=17日午後、神戸市中央区加納町6(撮影・笠原次郎)

 阪神・淡路大震災から22年となるのを前に、震災の犠牲者らを悼む「慰霊と復興のモニュメント」(神戸市中央区)に17日、新たに7人の名前を刻んだ銘板が加えられた。銘板に記された名前は計4995人になった。

 モニュメントは2000年1月、東遊園地に完成。当初は神戸市民と市内の犠牲者が対象だったが、現在は市外の犠牲者や震災が遠因で亡くなった人、復興や追悼行事に貢献した人も加わっている。

 追加されたのは、芦屋市で亡くなった1人と遠因死と認められた4人、貢献者の2人。合計人数4995人は、昨年の公表数から重複が分かった1人が除かれた。

 式典には5遺族約10人が出席。神戸市灘区の藤川裕子さん(79)は、震災翌年に急性心不全で亡くなった夫徹郎(てつろう)さん=当時(88)=の銘板を加えた。

 震災で自宅は半壊。徹郎さんが経営する会社も被災した。復旧に奔走する中、風邪で体調を崩して入院し、回復しなかった。裕子さんは「心労があったのだろう」と悔やむ。

 昨年、遠因死でも銘板を掲げられると知り申し込んだ。銘板を張り付けながら「てっちゃん、やったよ。気分はどう?」と語りかけたという裕子さん。「心のもやもやが晴れた。これでいつでも会える」と話した。(大田将之、阿部江利)

2016/12/17

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