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郵便受けにタオルを掛ける女性(右)と、見守る民生委員ら=明石市太寺4
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郵便受けにタオルを掛ける女性(右)と、見守る民生委員ら=明石市太寺4

 阪神・淡路大震災の発生から22年となった17日、兵庫県明石市内でも追悼行事が行われた。明石市民26人が亡くなり、市内では2941棟が全壊した。その経験を後世に伝え、災害への備えと地域のつながりを確かめ合う取り組みも。震災経験者はあの日に思いをはせ、若い世代は想像をめぐらし、命の意味をあらためて心に刻んだ。

 明石市の太寺4丁目では災害訓練として、玄関先にタオルを掛けて家人の無事を知らせる取り組み「ぶじだす!タオル」を実施した。

 取り組みは、太寺4丁目町内会が考案。安否確認や人命救助が効率的に行えるよう、助けが必要ではない世帯は郵便受けなど玄関先にタオルを掛ける。「無事な場合に出す」という意味と、関西弁で「無事です」という意味をかけて「ぶじだす!タオル」と名付けた。

 毎年1月17日と、防災の日の9月1日に訓練しており、今回で10回目。タオルを掲出した女性(79)は「災害が起こったときはタオルを出さなければと意識ができている」といい、「普段から近所の方々が声を掛けてくれ、1人暮らしでも安心できる。いざというときも助け合いたい」と話していた。

 同町内会は昨年、災害対策について全283世帯の住民にアンケートを実施し、6割から回答を得た。「ぶじだす!タオル」を知っている人は回答者全体の98%、参加したことがある人は80%に上り、訓練の認知度や参加経験率が高いことが分かった。

 同町内会では「救命のための行動指針」を作成。げた箱に「緊急時情報メモ」を入れておく取り組みも進めるなど、共助の意識が高まっている。岡本弘志会長(71)は「ほとんどの住民がタオルの意味を知っており、継続して取り組んできた成果を実感している。訓練して震災を思い出すことで、いざというときに備えたい」と話した。(金山成美)

2017/1/18

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