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救助用資材の重要性を伝える兵庫県警の語り部、平幸徳巡査部長=丹波署
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救助用資材の重要性を伝える兵庫県警の語り部、平幸徳巡査部長=丹波署

 阪神・淡路大震災から17日で丸22年。震災当時は機動隊員だった兵庫県警丹波署の平幸徳巡査部長(54)が県警の「語り部」として、災害の教訓を後輩たちに継承している。

 拝命14年目の32歳。神戸市須磨区の県警白川台待機宿舎で被災した。妻と1歳の長女の安全を確認し、同区にある県警機動隊の庁舎へ向かった。

 資材や食糧の配給、無線の応対などを行う隊本部要員だった。次々と庁舎に集まる隊員らの出欠を確認。10人ほどで小部隊を編成し、神戸市内の被災地へ送り出した。

 「応援をくれ」「資材が全然足りない」。現場に到着した隊員からの無線が鳴り響く。「人も資材も足りなかった。もっとあれば手配できた」と思う。

 資材などを部隊に届ける配給車を出動させた。現場まで赤色灯をつけて向かうと、道中で被災者が車の前に立ち、「病院までお願いします」と言われた。配給車は負傷者らを乗せる救急車になった。

 現場からの「資材はまだか」との問い合わせには「(負傷者を)病院に搬送中で遅れます」と説明した。もどかしさを感じたがそう答えるしかなかった。

 43人いる語り部には4年前に志願。10日にあった同署の朝礼でも経験を伝えた。震災でガスが充満してエンジンカッターが使えなかったことを語り「資材は充実してきたが使いこなせて初めて意味がある」などと訴えた。

 同署では7割近くが震災後に採用の警官。最前列で一生懸命にメモをとる若手が目に映った。「まだまだ伝え続けないといけない」。(尾藤央一)

2017/1/17

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