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追悼イベントへの参加を呼び掛けるFMわぃわぃの金千秋さん(左)と大川妙子さん=神戸市長田区海運町3
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追悼イベントへの参加を呼び掛けるFMわぃわぃの金千秋さん(左)と大川妙子さん=神戸市長田区海運町3

 阪神・淡路大震災を機に開局し、2016年4月1日からインターネット放送に移行した多文化・多言語コミュニティ放送局「FMわぃわぃ」(神戸市長田区)が、17日にJR新長田駅(同区)である追悼イベントで、1日限りでFM放送を復活させる。DJを務める金千秋さんは「22年前に思いをはせ、ラジオを手に集まってほしい」と呼び掛けている。(井上 駿)

 同局はこれまで、追悼イベントの際にサテライトスタジオを設けて放送しており、「FM放送を続けてほしい」という声もあり行うことにした。

 追悼イベント「1・17KOBEに灯(あか)りをinながた」の会場内にミニFM局を開設。公衆無線LANも導入し、FM波とネットの双方で発信し、動画配信サイト「ユーストリーム」を使った映像配信にも取り組む。

 正午~午後5時は障害者や在日外国人らが震災について語った収録番組を放送する。午後5~7時は会場からの生放送。黙とうや炊き出しなど会場の様子を伝える。神戸市立鷹取中(同市須磨区)や兵庫県立大の学生ら、震災を経験していない世代が、震災やその後の復興について感じたことを語るコーナーもある。

 22年前、長田区の避難所では、人の生死や支援の情報を知るために、ラジオを聞く被災者が多かったという。金さんは「原点に立ち返り、22年間の足取りを振り返りながら、これからを考える場にしたい」と話す。

 同局はネット放送局に移行し、それまで放送に携わってきた金さんと大川妙子さんが代表理事に就任。500円で出演し、思いの丈を発信する「ワンコイン番組」など新しい取り組みを進める。大川さんは「ネットに移行したが、多様な立場の人が情報を発信するわぃわぃという『場』は同じ」としている。

【FMわぃわぃ】 阪神・淡路大震災を機に、在日外国人向けに情報発信してきたミニFM2局が合併し、震災から1年後に開局。コミュニティ放送局として地域住民のほか、在日外国人や障害者らマイノリティーが情報発信する場を提供し、東北など兵庫県外の災害被災地にもラジオによる情報発信のノウハウを伝えた。運営難によりネット放送局となり、現在は韓国、スペイン語など6言語17番組を放送する。

2017/1/14

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